【2026年トレンド予測】住宅内装は“オーク系”が主流に?!

【2026年トレンド予測】住宅内装は“オーク系”が主流に

~ナチュラルで長く愛される住まいづくり~


近年、住宅のリノベーションや新築内装で注目を集めているのが「オーク系(ナチュラル〜ライトブラウンの木目)」です。

北欧スタイルの人気再燃、自然素材志向の高まり、そして“居心地の良さ”を求めるライフスタイルの変化。

これらの流れが重なり、オーク材の持つ温もりと上質感が再び脚光を浴びています。

本記事では、「なぜオーク系が流行しているのか」「住宅内装でどう活かせるのか」を、リフォーム・リノベーションの現場視点で解説します。


■ なぜ今、“オーク系”が選ばれているのか


1. 自然素材志向の高まり

コロナ禍を経て、住まいに“癒し”や“自然の温もり”を求める方が増えました。

その流れの中で、無垢材や天然木風の素材が再評価されています。

中でもオーク材は、木目が穏やかで色合いが明るく、どんなインテリアにも馴染みやすい万能選手です。

ナチュラルな雰囲気で空間を明るく見せる効果もあり、リビング・寝室・玄関など幅広く採用されています。


2. Japandiスタイル(和×北欧)の台頭

海外のデザイン界でも注目されている「Japandi(ジャパンディ)」スタイル。

日本の“和の静けさ”と北欧の“ミニマルな美”を融合したこのスタイルでは、

明るい木目とシンプルなラインを持つオーク材が主役です。

和室や障子、白壁との相性が良く、日本の住宅にも自然に馴染みます。

「落ち着き」と「柔らかさ」を両立できる点が、人気の理由のひとつです。


3. 暖かみある空間づくりへのシフト

近年の住宅トレンドは、モルタル調やグレー系インダストリアルから、

少しずつ“やさしさ”や“温かさ”を感じる空間へと変化しています。

オーク系の床材や建具を取り入れることで、

空間全体が柔らかく、自然光が心地よく反射するナチュラルな印象になります。



■ オーク系を上手に取り入れるポイント


1. トーンバランスを意識する

ライトオークは明るく開放感を出せる反面、色が淡すぎると安っぽく見えることもあります。

逆にミディアム〜ダークオークは高級感がありますが、空間が狭く見えることも。

重要なのは、「空間の広さ・天井の高さ・採光量」に合わせてトーンを選ぶこと。

たとえば、日当たりの良いリビングにはナチュラルオーク、

北向きの寝室や廊下にはミディアムトーンを使うなど、光と調和させるのがコツです。


2. “木だらけ”にならない工夫

床・建具・家具をすべて同じオーク系でまとめると、木目が主張しすぎてのっぺりとした印象になります。

壁や天井を白やグレーにする、ブラック金物やファブリックでアクセントを入れるなど、

**「抜け感」**を意識することで洗練された空間に仕上がります。

アイアン素材やグレージュの壁紙と組み合わせるのもおすすめです。


3. メンテナンス性を考慮する

オークの無垢材は質感が魅力ですが、傷や汚れがつきやすいという弱点もあります。

最近は、オーク突板フローリングやオーク柄化粧シートなど、

見た目は自然ながらメンテナンス性に優れた製品が増えています。

お客様には、「天然木の風合いを手軽に楽しめる」点を説明すると好印象です。


4. 他素材とのバランスをとる

オーク系は温かみのある素材ですが、全体を木でまとめすぎると重たくなります。

そこでおすすめなのが、異素材との組み合わせ。

ステンレスやタイルと合わせて“ナチュラルモダン”に

ブラックの金物やグレーのクロスで“引き締め”を演出

リネンやラタンなど自然素材の小物で“リゾート感”をプラス

素材のミックスで、オークの魅力を引き立てることができます。



■ リフォーム・リノベ現場での採用事例


築30年のマンションをナチュラルモダンに再生

 → 白壁とオーク調フローリングで明るく爽やかに。

  リビングの印象が大きく変わり、若年層の購入者から好評でした。



戸建てのLDK改装

 → オーク無垢床にブラックアイアンの家具を合わせ、

  「モダン×ナチュラル」の心地よい空間を実現。



賃貸リフォーム

 → オーク柄フロアタイルでコストを抑えながら、

  第一印象が格段にアップ。入居スピードが向上しました。



このように、オーク系はデザイン性とコストバランスの両立がしやすく、

再販・賃貸・注文住宅のいずれにも適した素材といえます。


■ 今後のトレンド展望


海外のデザイン誌や住宅展示会でも、2025年以降のテーマは「素材感」と「ナチュラル」。

華美な装飾よりも、“質感”や“経年美”を楽しむ暮らしが重視されています。

オーク系の木目は、経年変化で深みを増し、

10年後でも古さを感じにくい「長寿命デザイン」として評価されています。

さらに、サステナブル素材の活用が進む中で、

再生木材や突板など“環境にもやさしいオーク系”が注目されています。

この流れは、今後数年単位で続くと見られます。



■ まとめ


オーク系の内装は、自然素材志向の高まりJapandiスタイルの浸透温かみのある空間デザインの需要といったトレンドをすべて満たす“時代に合った素材”です。

床・建具・家具のトーンをバランス良く組み合わせることで、

「温もり」「洗練」を両立した住まいを実現できます。

また、素材選びや仕上げの工夫次第で、コストを抑えながら高級感を出すことも可能です。

2025年以降、住宅内装の主役は間違いなく“オーク系”。

リフォームやリノベーションの提案にも積極的に取り入れたい素材といえるでしょう。

流行を超えて長く愛されるオークの魅力を、次の住まいづくりに活かしてみてください。



神奈川県横浜市を拠点に横浜市内、相模原市、藤沢市、横須賀市などで、住宅や店舗のリノベーション工事をプランニングから施工・アフターフォローまで一貫してサポートさせて頂いている『株式会社空造』です。

中古物件に新たな命を吹き込み、資産価値を高める提案を得意としております。

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